《N.C.物語》2.進化 | 株式会社リバコトレーディング

それは会社から発売の承認がおりなかったのです。理由は色数の多さでした。当時の業界では1つの椅子張りの色数は6〜10色が一般的でしたが、NCは最終的に49色構成になっていたのです。

色数が多いということは在庫量の問題に直結します。49色となると通常の5〜8倍の色数になり、商品在庫も同様に5〜8倍必要となります。1つの椅子張りで49色を持つことは当時非常識であり、万一販売不振となった場合の損害も大きくなります。

それでも、今までにない新しい色構成・織物の使いやすさ・長期にわたって使える品質と高級感、必ずお客様に受け入れられるはずだと会社を説得し、約半年後にようやく承認を得て発売に至りました。

2.進化

NCが誕生するときから最も重視してきたのが、「色へのこだわり」です。

単純に経糸・緯糸を同じ色で組み合わせるだけではなく、例えば青色と茶色、赤色とオレンジなど、2色を組み合わせることでそれぞれの特徴を活かした最良の色がうまれます。また、NCはアクリルとウールを混ぜて1本の糸にしているため、アクリルだけ染めてウールを染めない(NC128)、アクリルを染めながらウールをより濃く染める(NC130)、アクリルもウールも同色に染めてビビッドな赤(NC158)・青(NC159)・黒(NC129)を表現するなど、多彩な染色方法を採用しています。こうした手法により、ウールライクの高級感ある生地が生まれます。

このように1つの色を決定するには何度も修正を重ね、時間をかけて最良の組み合わせを導き出しています。

NCのカラー展開は、1986年の49色でのスタートから5回の改定を経て、2019年改定で76色のカラー構成となりました。

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長年にわたり常にその時代のカラーを先取りして挑戦し続けてきた結果、発売当初のカラーが現在も現役であり続けています。現在のNCシリーズは全76色構成です。

(NCないしょ話)少しマニアックな話

長年にわたり多くのお客様に支持され、今も現役で使われ続けているカラー番号には1つの特徴があります。

NC発売当初のカラーは前述のとおり49色で、商品番号はNC101〜149番です。その後、2回目の改定ではNC150〜の番号が生まれ、3回目以降はNC010〜というように0番から始まるカラー番号になっています。

つまり、長年使われ続けているカラーはNC101〜149の番号帯ということになります。

3.カタログ変遷

これまでに総合タイプを含め12種類のカタログを制作しましたが、それ以外にもNC単独のカタログを形状を変えながら発行してきました。

 

● 1986年 DSC0650・DSC0680(NCの最初のカタログ)

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● 1995年 DSC0649・DSC0679

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● 2007年 DSC0648・DSC0676

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● 2007年 DSC0665(手帳タイプ・2022年現在も継続中)

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● 2012年 DSC0692・DSC0694(BOXリングタイプ)

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● 2019年 DSC0661(シッピングタイプ vol.2)

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歴代の全カタログ

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