
N.C.には、椅子生地として長くご使用いただけるよう、ふくらみのある紡毛糸を採用しています。厚みのあるしっかりとした生地に仕上がるだけでなく、ウール混紡ならではの高級感のある風合いを生みます。
素材を選び、糸をつくり、染め、織り、仕上げる。 目に見えない仕事の積み重ねが、76色の表情を支えています。
1986年の発売以来、多くのお客様にお選びいただき、椅子張地「N.C.」は40周年を迎えました。一つひとつのご注文に支えられながら、色や見本帳を更新し、現在は76色を展開しています。
素材の持ち味を生かすこと。糸の状態を見極めながら織ること。必要な手を加え、最後は一反ずつ丁寧に確かめること。
家具や空間に合わせて選ばれる色。比較しやすい見本帳。お客様のご注文とともに、定番としての使いやすさを更新していきます。
椅子張地に求められる、厚みのある風合いと、深みのある色。その両方を支えるため、N.C.はウールとアクリルを組み合わせています。天然繊維を用いた椅子生地が市場で少なくなるなか、ウールを使い続けていることも、このシリーズの特徴です。

N.C.には、椅子生地として長くご使用いただけるよう、ふくらみのある紡毛糸を採用しています。厚みのあるしっかりとした生地に仕上がるだけでなく、ウール混紡ならではの高級感のある風合いを生みます。

このシリーズは開発当初から、色の深みと織物としての質感を追求してきました。発色性を持つアクリル繊維を用いることで、ウールとの染まり方の違いが生まれ、無地の中に奥行きのある色と表情をつくります。
二本の糸を撚り合わせ、織る前の糸を染める「先染め」を行います。経糸と緯糸の色を組み合わせることで、無地の中に織物らしい表情が生まれます。

ウールとアクリルはいずれも短繊維のため、二つを混紡して一本の糸へ紡ぎます。気温や湿度で変わる素材の状態を見ながら、N.C.の風合いをつくる糸へ仕上げます。

二本の糸を均一に撚り合わせ、強度のある双糸にします。織る前に経糸と緯糸の色を組み立て、その組み合わせから単色では出せない表情を生み出します。

N.C.は、織る前の糸を染める「先染め」を行っています。経糸と緯糸に異なる色を組み合わせることで、無地でありながら、奥行きのある豊かな表情が生まれます。長く使っても飽きのこない意匠をつくるための、大切な工程です。
色によって染め分け方を変え、ウール本来の色を生かしたものもあります。そうした違いが、N.C.の豊かなカラーバリエーションにつながっています。
椅子に張られた その姿まで
風合いを優先し、旧来の織機で糸の状態を見ながら、一反ずつN.C.を織り上げます。織り上がった生地は、点検を経て補修と仕上げの工程へ進みます。

糸の状態と織り上がりを見ながら製織し、織り上がりを点検し次の工程へ送ります。

織り上がった生地を広げて点検し、補修と仕上げの工程へ送ります。
織り上がった生地に、補修、バックコーティング、最終検反を行います。表面から裏面まで、一反ずつ工程を重ねます。

短繊維の糸を使うこの生地では、製織中に生じる糸の継ぎ目や糸切れを、一反ずつ点検して補修します。

生地の組織を固定して強度を高めるため、裏面にバックコーティングを施します。発泡させたコーティング剤を均一に塗布し、仕上がりのムラを抑えます。

補修工程での点検に加え、仕上げ後にも全生地を検反します。出荷前に傷や織りの状態をもう一度確認します。
49色で発売したN.C.は、家具や空間に合わせる椅子張地として歩み始めました。
一つひとつのご注文に支えられ、色と見本帳を更新しながら生産を続けてきました。
現在は76色を展開し、家具や空間に合わせてお選びいただけます。
リバコのほとんどの椅子張地は、ここでご紹介した工程を経てつくられています。